チラシのおもて

すきなものについて

プラハ一人旅③

プラハ旅行3日目

やはり、あまり眠れないし特にやる事もないので朝7時にホテルを出た。今日はお土産を買おうかと思っていて、早くても開くのが8時なのでブラブラしたりバーガーキングを食べたりで時間を潰す(ドリンクは自分で入れるし、バーガーが日本のよりデカい)。そんなこんなで8時になり、チェコの言葉で書かれた本が欲しくて7万タイトルの本を取り扱うパラーツ・クニフ・ルクソールという、まさに本の宮殿のような場所に行った。お求めの本を店員さんに聞いたら、あったはあったが装丁が違うので買うのはやめた。そして古本屋プルヴニー・ポドゥゼムニー・アンティクヴァリアートに向かった。ここにも欲しい本はなかったけど、アンティークなカッコイイ装丁な本が沢山あったので買えば良かったかもしれない。次に日本にも進出しているボタニクスというコスメを販売しているお店に行った。なんとなく気になっていた「死海の泥石けん」が欲しかったのと他にも幾つか石けんを買った。チェコの店員さんは愛想が悪いのだけど、アジア人の店員さん(多分、中国の方)が日本のカタログと割引券をくれたりと優しかった。次にハヴェルスカー市場という1232年に始まった歴史ある市場へ向かった。ここでは木のコースター(?)数枚と卵にプラハの白が彫られた物、そしてキノコ型のくるみ割り機を買った(カサを回すとクルミを割れる)。後、物欲しそうにマリオネット人形を見ていたら実演してくれたのでピノキオの人形を購入。トイレ休憩ができるらしく旅行者でも自由に入れる中央図書館に行ってみたり、近くにある国立マリオネット劇場に行ったりした。ドン・ジョヴァンニの人形劇が見れる!と思っていたけど、どうやら今日はやってないようでショックだった(水曜はやってないらしい)。お腹が空いたのでハヴェルスカー市場の近くにあるハヴェルスカー・コルナという如何にも大衆食堂のような所に行った。店に入る際に入り口で配られる用紙をカウンターに持って行って注文して渡すと、注文内容を記入してくれるので帰る際にはまた入り口の所で紙を渡すと会計をしてくれる。ここではグラーシュというチェコの家庭料理を食べた。チェコのパン(?)は少しネットリした感じがあって中々重いので、すぐお腹いっぱいになった。辛いの苦手なので、注文の際に辛くないのにして欲しいと言ったら甘すぎたのでスパイシーな方を選べば良かったかも。結構、混んでて現地のおばあちゃんと相席して食べた。荷物も増えて疲れたので一度ホテルに帰ることにした。先ほど、買ったマリオネット人形を動かしてみたが想像以上に難しい。

この3日間ほど、旧市街広場にはよく行ったのだけど、その隣にあるユダヤ人街へは全く行ってなかったので行くことにした。まずは儀式の家という場所に入った。ユダヤ人が使っていた食器や銀器が置いてあったりしたが、どうやら過去に遺体安置所として使われていた場所らしい。出るときに「ナ スフレダノウ(さようなら)」と言ったら笑われた。毎回笑われるのだけど、なんでや!隣にある民族資料館みたいな所にも入ったけど、どこかの国のカップルに写真撮って欲しいと頼まれて悔しい、彼女欲しいと思った。儀式の家の前にある通りに雑貨屋さんの露店が並んでいてゴレーム人形が売ってて欲しかったけどやめた。どうやらユダヤ教にはゴーレム伝説という言い伝えがあるらしく、ブードゥ教のゾンビに似ていて興奮してしまった。旧ユダヤ人墓地と1591年にマイゼルさんが作ったマイゼル・シナゴークにいった。一通り見れる件が300コルナ(1500円)程なのだけど、あまり観光地という感じがしない。面白さを求めるというより当時の空気感だったりを味わう場所かもしれない。後はユダヤ人だったフランツ・カフカが生涯のほとんどを過ごしていた場所らしいので、カフカが眺めていた景色を見たい人は行ったほうがいいかも。村上春樹の『海辺のカフカ』もそうだし、『騎士団長殺し』でもカフカは坂道を眺めて1日ニヤニヤしていたみたいな台詞があったんだけど(本当かね?)、ハルキストはやはりプラハに足を運ぶべきかもしれない。僕はそうではないけれど。どうしようかと迷い旧市街に向かった。屋台のソーセージが美味しそうだったので食べることにしたのだが、ビールを勧められて断った。どうしてもビールが苦手だからという理由なのだけど、チェコのビールは美味しいらしいので飲めば良かったかも。ソーセージはかなりスパイシーで肉汁が溢れていて美味しい。時間はあるので少し読書をした。ジャズの演奏をしていたので聞いたりした。マニファクトーラというお店でイースターエッグなどを買った。とっても可愛い店員さんが会計をしてくれて帰りに「ナ スフレダノウ」といったら笑われた。可愛かった・・・・。さようならって意味じゃないのかなぁ。また荷物が増えたので一旦帰ることにした。帰るまでに2回乗り換えがあって本当はとても面倒くさい。多分、17時頃。

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写真はクラシックのコンサートをする場所。ドヴォルザークだか忘れたけど、有名な人の銅像が建っている。1時間程、休んでそういえば夜の街を散策したいなと思い散歩することにした。多分、じっくり景色を眺めることが出来るのは今回が最後だ。電車でユダヤ人街の方へ向かいマーネス橋を歩いてプラハ城に向かう。

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プラハ城へ向かう長い階段の所に1日に目にいた笛を吹くおじさんがいた。人が少ないみたいで荷物検査もすぐ終わった。ここから見えるプラハの街の景色はすごい。夜はまた違う。いつも朝早く出て夕方頃に帰って疲れてベットに倒れこんでたので夜を散歩するのは初めてのことだった。危険だからとかではなく単に行く気が起きなかっただけだ。

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しかし昼間は人が凄いのに夜はまったく人がいなくて驚いた。夜のプラハ城もまた格別で、しばらく座って見入ってしまった。この壮観な景色を独り占めしながら、誰もしないであろう読書を少しばかりしたらとても贅沢な気持ちになった。旅行中に毎日プラハ城を眺めに行ってたのだけど、やはり格別。見ればみるほど、凄い。その後はカレル橋を渡って旧市街に向かい、またソーセージを食べた。疲れ果てたし、満足するくらい見たので帰ることにした。夜の街並みは素敵だった。

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プラハ旅3日目。

今日もそれなりに早起きした。朝5時くらいに起きた。昨日は22時頃に寝たので久々に長い時間の睡眠だったかもしれない。チェックアウトは11時だったけど、特にする事もないので帰りに身支度をし8時過ぎにはホテルを後にした。電車とバスを乗り継いで空港に向かう。途中で寄ろうと思っていたマーケットの駅は本を読んでいたら、そのまま通り越してしまったので諦めた。10時頃に空港について、ご飯とケーキを食べてスターバックスで頼まれていたタンブラーと自分用に一つずつ購入。行きと同じ様にイスタンブールを経由して日本へ向かう。飛行機の搭乗時刻が15時15分なので5時間くらい暇になってしまった(笑)イスタンブールでも乗り継ぎに6時間程掛かるので参った。なのでブログを書いたり、本を読んだり、暇を持て余す事にした。空港に売ってるピザは焦げてたり固くてパサパサしてチーズもパラパラ落ちてしまうので美味しくなかった。泊まっていたホテルから歩いて5分の所にあって毎日通っていたピザ屋のピザが恋しくなった。古びたピザ屋だったけど、30コルナの割には、とっても美味しくて、とっても好きになったので、またプラハに来た際には食べに来よう。ここ3日程をチェコ語を3つか4つくらい覚えて乗り切ったので、今度はちゃんと言葉を覚えていきたいと思った。お店に入った時やレジで会計をする時に使う「ドブリーデン(こんにちは)」、お店を出る時やさようならの意味の「ナフレダノウ」、一番使ったかもしれないコレ下さいを表す「トフレプロスィーム」、プロスィームは多分英語で言うプリーズの事だと思う。後は、「ジェクイ or ジェクユ(ありがとう)」。「ジェクイヴァーム」というのもあるらしいけど、日本語で言うありがとうございますみたいな丁寧語の役割なのかもしれない。後、おはようは「ドブレーラーノ」で、こんばんはは「ドブリーヴェーチェル」だった気がする。ただお店に行くと朝も夜もドブリーデンって言われたので、ドブリーデンの一択で問題ないのかもしれない。日本帰ったら勉強してカフカの小説をチェコの言葉で読めるくらいにしたいなぁ。後は英語もちゃんと勉強しよう。なんとなくな感じで旅行出来るけど、言葉を覚えたほうが旅行は100倍楽しい気がした。